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円高

投稿日:2009/09/13(日)

為替市場では、ドル円が一時90.20近くまで下落。
最近までは、東証の時間帯はヘッジファンドとおぼしき仕掛けはなかったのですが、ここのところ、場中にもドル売りの仕掛けがあるようで、日経平均も重くなっているような感じです。「日銀砲」もあるので、東証時間は海外勢は仕掛けないことになっているのだろうと思っておりましたが、そういうわけでもないようです。それとも、円高仕掛けは銀行などの本邦勢なのか・・・。

どうやら民主党幹部の発言で、新政権が円高容認派であると市場に伝わっているようです。円高になると、輸出製造業だけでなくGDPそのものにネガティブなるという政府の試算もありますし、さらにデフレになって内需拡大どころではないのでは・・・? 民主党幹部みたいに、すでに金を沢山持っている層には円高は歓迎なのだろうと考えれば納得です。

夕方から円高がさらに加速しました。
ドルの買い手が少ない印象です。

個人的には、80円台も考えてトレンドフォローのショートで売り増しをしておりますが、値ごろ感ロングのポジションも保有中なので両建て状態・・・。値ごろ感ロングで2回取ったので今回もいけるかと油断しました。

値ごろ感のドル買いは、多くの個人投資家が行なっており、今回は苦戦モードになっています。たしかに90円前半で買って95円以上で売るという方法はとても有効ですが、問題はナンピンでレバレッジをかけすぎるケースです。今回の円高で、某市況2掲示板では、大きなロスカットもかなり出ている模様です。

大きなロスカットが出ている反面、ショート戦略をとっていた方は大きな利益になっています。どこでショートポジションをとってもどんどんドルが下がるので、利益になる状態です。しかし、今回のドル円下落でショート戦略を取っているのは、FXのポジション動向を見る限り、全体では少数派のようです。

なぜかというと、いい意味での「常識的な人」が多いからではないかと思います。
某不動産銘柄のように、常識的に見たら株価が高すぎるのですが、相場からすると、株価が勢いよく上がっているなら、天井は考えずに上昇トレンドを追う、というのが基本です。同様に、有名大企業のみずほフィナンシャルグループや双日が200円割れになったら、安いと思うのが常識的です。実際に信用買いの割合が9倍とかになっており、常識的な人が多数派であることが分かりますが、こういうケースで利益を出すのは、下落トレンドを追って信用売りをしている少数派です。

要するに、相場というのは、少数派の利益の元は多数派の損失であるという、やくざな世界です。相場は勝負の世界という説もありますけど、一般人も多く参加しているのでやっぱりやくざ的です(参考記事)。

まあ、何がいいたいかといいますと、某団長殿のように、みんなで儲けよう、という考えは、一般的には大変説得力のある考えなのですが、相場の世界ではちょっと厳しいようです。この理屈で行きますと、相場で儲けて喜んでいるのは、物事が分かっていないか、悪党かのどちらかということになりそうです。

「貯蓄から投資へ」というスローガンがありますが、NYダウみたいに株価が年々あがっていて、適当に株を持っているだけで差益がでるというなら話が分かります。しかし日経平均みたいに株価が年々下がっているような相場では、常識的な考えが出来る「一般人」が手を出すべきではない、と言えます。

今回の急激な円高で、この相場の仕組みが少し分かったような気がしました。

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